自治会長さん家の無農薬島バナナのスムージー

島バナナジュース2

島バナナジュース

島バナナと黒ゴマのスムージー。
来間島の自治会長さんの気まぐれで持ってきてくれる島バナナで作ってます。ですので、売り切れ御免です。もって後、3日程度でしょう。自治会長の庭になった完全無農薬の島バナナです。
島バナナは酸味がほどよくあって、甘さ控えめで、大人のバナナ?という感じです。

その島バナナのジュースを持って、隣の農業委員さん家と自治会長さん家に行ってきました。隣の農業委員さん家に行くと、あがれと言われたのでビールを飲みつつ、来間島の郷土料理をいただきました。
桑科のツルとカツオの甘い煮浸しと、はこふぐと豆ミソの炒め物。はこふぐの豆ミソは癖があって好みが別れるところといった感じで、酒の肴にはちょうどいい。煮浸しは、超ヘルシーで素朴でうまい。これぞ日本のというかウルマのソウルフードといった感じです。うれしいことに、農業委員の●良さん自ら作ってもらいました。こうした来間島独特の食文化を守り、伝えていきたいということだった。宮古島ともまた、違った文化が息づいているのには驚きです。●良さんの家には天水と言って雨水を貯めるタンクがいまだあって、天水で割った泡盛もいただいた。宮古島は飲用水は、現在では地下ダムより送られる水がメインだが、昔は雨水を貯めたモノを濾過して飲用。●良さんいわく、天水を使って泡盛を飲むと次の日に残らないし、天水でご飯炊くとものすごくうまいという。タンク内部にクロレラ菌が住んでいて、浄化作用が働いているらしい。散水に使うと植物の発育具合もすさまじいという事。確かに、ずいぶん昨日飲んだけど、全然平気だなぁー。
話は、多方面におよんだ。一番、ひっかかったのはヤシガニ問題。来間島に夜、本土の人間が来て、ヤシガニを獲って料亭に売ったりしていることが問題になっているらしい。近いうちになんらかの対策を講じる事になるというので、ヤッカヤッカでも協力を惜しまず善処したいところです。
●良さんは、島の人間に言わせると来間島一の素潜り名人だという声もあります。という事で、話は素潜り漁に移り、数々の武勇伝を教えてくれました((´∀`))
10年くらい前に来間沖で潜っていると、なんやら海底にブルーシートが落ちてるなぁ~と思ってみてると超ビッグワン「ナポレオンフィッシュ」だったそうで、迷わず絶対に折れることのない自慢の銛を急所に打ち込んだ。
しかし、ナポレオンが悠然とターンした瞬間、銛もグニャっと曲がってしまったそう(;´Д`;)ようやくしとめたナポレオンを船に引き上げようと、重すぎて無理だという船主を説き伏せてピックアップ。海底20mの岩場につかまりじっと耐えた成果だったそうです。まだ、来間島と宮古島の間に橋がかかってない中学生の頃、泳いで渡ったこともあるそうです。誰かやったことある人がいるだろうと思ってましたが、もう見つけました((´∀`))
とにかく時間がある限り、潜ったり突いたり釣りしたりしてる人なので、来間島周辺の海底地形もインプットされていて、潮具合と合わせて安全なポイントを選定。開発で年々変わっている海の様子も当然知っています。
来間大橋の橋げた一本でも海流に与える影響は甚大で、砂浜の砂が減ったり海底の地形にも影響を及ぼす。そしてすべて失った時に初めて気付く。内地の川が、ダムや一昔前の無秩序な植林計画で、結局は人の暮らしを逼迫させていることなどを話すと、ドンドン酒のせいもあってエキサイトしていく。日本の山は建材となる杉などの針葉樹がところ狭しと植え込まれている。杉などは根が浅いので山の土を保持しきれず雨の時に、地震の時に土砂崩れを引き起こしやすい上に、雨水を溜め込み濾過する能力も低い。流れ出した土砂は海に注ぎ沿岸域の生物に多大な影響を及ぼす。近年になってそれに気付いた各地の漁協が山に入り、その地に合った木々を植林する動きが広まっている。治水という理由で造られたダムは、貯水能力を上回るとダム最下層の水を放出する。当然、水底にはヘドロが溜まっていて水温も低い水が一気に下流へと流れ出し、鮎などの水質が保たれたところでないと生きていけない魚から消えていく。その時、初めてそこに住む人達は、失ったモノの大きさに後悔する。現実に三重県にある名川の誉れ高い宮川に行った時、鮎が取れんくなったと、ダムを造ったことを後悔しきりだった。
まぁ、そんなこんなで海の話に川の話を混ぜ込んで、いい話ができました。

●良さんの本業はタバコ栽培。タバコはきつい事で有名で、一度タバコ畑をやると、その後の転作がまず不可能。それくらい土に与えるダメージは深い。
収益性は高いが人体に与える影響もかなりある。そんなきついタバコ栽培。なんと畑に入っただけで脂肪が燃えるという表現を●良さんはしました。それだけきついのか、本当に燃えているのかはわかりませんが、それだけきついのでチーイリチーというようなヘビーな物を食べとかないともたないということだった。なるほど。確かに日中、ヤッカヤッカのDIY作業していると、もう肉食っとかないと持たない。
殺人的な日光の中で肉体労働は、すぐに視界が狭くなり、気が遠くなりかけます。うまいとかまずいとか、そんなもん、なんじゃい。こちとら体、はっとんのじゃい!チーイリチー、持ってこんかいっ
そんな気分です。そこにある自然と人の暮らしが産み出す、地の料理。理にかなっているのは当然です。

最後に来間島の住人になると、島の長男、次男、三男(実際には兄弟でもなんでもないんですが)とに別れたチーム的にモノに入るわけですが、どれを選ぶかは選択自由という事だったので●良さんのところにお願いしました。なんか。不思議な気分。まだあまり意味がわかってないかも知れないので、またよく聞いておこう((´∀`))しかし、濃い1日だった。

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