沖縄移住、理想と現実。

東平安崎に日が落ちて15分後の風景。幻想的。なんて表現通りこして怖いです。なんか出てきそうです。
沖縄移住、理想と現実。
ともっともらしいタイトルにして、引っ越して約1年、感じたことを書いてみようと思う。
沖縄への移住者は増え続けている。地価も上がってきているし、上昇幅が少なかった郊外も段々と上がってきている。宮古島でも1年半の間に倍近く上がったところもある。マンションも、やたらめったら増えている。都市型の分譲マンションもできた。住宅ローンも選択肢も増えて、住民票が現地になくても借りられるローンもできたい。テレビに映るイメージそのままに、あるいは旅行できた時の感覚そのままで来る人も多いらしい。
引っ越して急に不安になったり寂しくなったりする人も多い。引っ越したばかりの沖縄には身寄りもなく、心許せる友人は遠く海を隔てた内地においてきた。。。
そして都会での暮らしに馴染んでしまった体には、プライバシーが保ちにくい田舎の暮らしに疲れてしまう。
しかし、それでひるむ事もないとも思う。
そこで暮らすんだという意思があり、ポジティブな思考であれば。
暮らすんだと意思があれば、沖縄の風習に合わせていこうとも思うし、1年や2年で馴染むもんでもない。
むしろ短期間で馴染んだといえてしまう事の方が危うい気がする。10年、20年かけてゆっくり馴染んでいく、ひょっとしたらずっと馴染まないかも知れない。長い時代を経て醸成されてきたコミュニティに、ぽっと入っていってそうそう馴染むものでもない。それは何も沖縄だからというんではなく、どこに行っても色んな所があり色んな考えがあると考えれば合点も行くし、ゆっくりやってけばいい。沖縄が他のは違うところは唯一地上戦があったこと。アメリカの統治下であったこと。日本に切り捨てられた感は、やっぱりあると思う。あって当然だし。
台湾に近く、古来中国からの影響も強い。大国の思惑の狭間で翻弄されてきたように見える。そういった史実があり、今もなお心根には引っかかっている人もいることを知り、ここで暮らすことの意味は大きい。
この事が内地と沖縄の大きな違いだと思う。
後は、一緒ですねw
本島のウチナーンチュが言ってた。「イチョリバチョーデーなんて嘘ですよ。1回会っただけで友達になれる訳ないじゃないですか!w」まさしく。どこでも同じ。
色んな人がいるのは、どこでも一緒。
